本家で提供されていないリビジョンのtar ballを作成する。

  • 2012年05月27日(日)

UNIX用のSqueak VMのソースは、以下で提供されている。

ただ、ここではあるマイルストーンを達成した段階のソースだけが公開されていて、欲しいバージョンが提供されていないことがあったりする。 特に、FreeBSDの lang/squeak では、マイルストーンのrev. 2357では動作せず、rev. 2375だと動作する。 また、amd64用には、rev. 2383を使ったバイナリが提供されている。

そこで、今回は、欲しいリビジョンのソースtar ballを作成する手順を紹介する。

実際の作業

リビジョン2383を指定して、VMソースを取ってくる。

mutoubushinokonpyuta-4 [ ~ ] % svn checkout -r 2383 http://squeakvm.org/svn/squeak/trunk/platforms/
  (snip)

platforms内は、以下のとおり。

mutoubushinokonpyuta-4 [ ~ ] % cd platforms
mutoubushinokonpyuta-4 [ ~/platforms ] % ls   
Cross   Mac OS  RiscOS  iOS     unix    win32

(FreeBSD buildに) 不要なアーキテクチャを消す。

mutoubushinokonpyuta-4 [ ~/platforms ] % rm -rf Mac\ OS RiscOS iOS win32

FreeBSD lang/squeakが期待するディレクトリを作成して、platformsの中身を持っていく。

mutoubushinokonpyuta-4 [ ~/platforms ] % cd ..
mutoubushinokonpyuta-4 [ ~ ] % mkdir Squeak-4.4.7.2383-src
mutoubushinokonpyuta-4 [ ~ ] % mv platforms/* Squeak-4.4.7.2383-src

ライブラリのインストールディレクトリ場所などとして利用されるリビジョン情報を作成する。

mutoubushinokonpyuta-4 [ ~ ] % echo "2383" > Squeak-4.4.7.2383-src/unix/svnversion

Subversion管理データを消す。

mutoubushinokonpyuta-4 [ ~ ] % rm -rf Squeak-4.4.7.2383-src/**/.svn

tar ballを作る。

mutoubushinokonpyuta-4 [ ~ ] % tar zcvf Squeak-4.4.7.2383-src.tar.gz Squeak-4.4.7.2383-src
Last modified: 2012-05-29
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