OLPC
いわゆるMIT 100$ PCというやつである。
評価用ボードやテスト用イメージが提供され始めた今日このごろである(2006/08/14記述)。
テスト用イメージ(例えば 最新版, 最新安定版 にある*.img.bz2)は、 qemuを使えば、FreeBSDでも動作します。
% qemu olpc-stream-development-65-20060810_1848-rpm-ext3.img
これで、ネットワークも有効になった状態で起動します。
ログインプロンプトはそのままOKで大丈夫です。
いきなり検索のできるブラウザが表示された状態で立ち上がります。 一度何かを検索すると、下の[Open+]から直接URLが入力できるようです。
日本語の表示はこんな感じ。
自宅サーバにアクセスした場合のログは以下のような感じ。
192.168.0.11 - - [14/Aug/2006:22:20:24 +0900] "GET / HTTP/1.1" 200 1339 "-" "Mozilla/5.0 (X11; U; Linux i686; en-US; rv:1.8.0.4) Gecko/20060517 pango-text" 192.168.0.11 - - [14/Aug/2006:22:20:36 +0900] "GET /mutoh_anim.gif HTTP/1.1" 200 93447 "http://www.610t.org/" "Mozilla/5.0 (X11; U; Linux i686; en-US; rv:1.8.0.4) Gecko/20060517 pango-text" 192.168.0.11 - - [14/Aug/2006:22:20:38 +0900] "GET /610T/610T.jpg HTTP/1.1" 200 13853 "http://www.610t.org/" "Mozilla/5.0 (X11; U; Linux i686; en-US; rv:1.8.0.4) Gecko/20060517 pango-text" 192.168.0.11 - - [14/Aug/2006:22:21:19 +0900] "GET /index.html HTTP/1.1" 200 1339 "http://www.610t.org/" "Mozilla/5.0 (X11; U; Linux i686; en-US; rv:1.8.0.4) Gecko/20060517 pango-text"
自分の環境を作る
デフォルトでは、すぐにXが起動されてしまい、ターミナルなどを起動できないのであまりいじれません。 とりあえず、Ctrl+Alt+2を押して、qemu monitorに移動します。 そこで、以下のコマンドを入力して、Xを落とします。
(qemu) sendkey ctrl-alt-backspace
間違っても、素でCtrl+Alt+BackSpaceを入力しないようにしてください。 ベースOS側のXが落ちます。
Ctrl+Alt+1でディスプレイに戻ります。 rootの初期パスワードは空なので、rootでログインして作業します。 とりあえず、Xの自動起動を止めましょう。 作業中にXがあがってしまったら、もう一度qemu monitorに戻って、sendkey ctrl-alt-backspaceを入力して作業をやり直します。
localhost login: root Last login: いつか on tty1 -bash-3.1# killall prefdm
パスワードも変えておきましょう。
-bash-3.1# passwd Changing password for user root. New UNIX password: お好きなものを Retype new UNIX password: もう一度 passwd: all authentication tokens updated successfully.
Tips
aioに関するエラー
最近のqemuは、(場合によっては)aioを要求します。 もし、"Invalid system call"と表示された場合は、以下のようにaioをロードしてください(See /usr/ports/UPDATINGの20070206分)。
% sudo kldload aio.ko