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第11回イベント@奈良高専レポート by むとうたけし
午前の部
むとうはSqueakが動作するPDAなどを机に並べたり、KOF2006での発表映像を流したり、midnight schoolをデモしたりと、落ち付き無く動き回る。 裏では、昨日作った最終バージョンのSqueak/FreeSBIEのCD-ROMを焼こうとダウンロードしてたり、PloppのWindows版を購入したりと、本当に落ち着きが無い。
午前中は他にも2名の方が来られた。 イベント@奈良高専では常連のメンバーばかりだ。
予定していた(?)、FreeBSD/ppcをインストールしてみるは、完全に忘れていてできなかった。
昼食
国道25号線に最近できたショッピングセンターにある「得得」といううどん屋で、午前の参加者の4人で昼食をとる。
本間先生曰く、「土曜もランチをやっていて、玉数が選べるのでよく利用する」とのこと。 多くのメニューは、うどんの玉の数が選べるし、お値段もそれほど高くない。
2玉を注文され、引きつった笑いを浮かべてた人も居たけれども…
まさに得得なお店だった。
午後の部
午後の部は、13:00ごろから始まった。
更に3名がポツポツと来られ、最終的には7名となった。
「RoboCup 2D シミュレータのポーティング」桐山先生発表
桐山先生が卒業研究として行われたRoboCup 2Dシミュレータを実際にFreeBSD上でインストールして、動かすというデモがあった。
はじめは、foilでの「RoboCup 2Dシミュレータとは何ぞや?」な部分の説明から始まった。 余談になるが、むとうも8年ほど前に卒業研究でRoboCupシミュレータをやっていたので、懐かしかった。
いざ、独自portでのインストールという段になると、うまくいかずトラブルシューティングモードにあいなった。 で、発表を交替して、続きはあとで行うことになった。 原因は第11回イベント@奈良高専のひととき(March,31 2007)を見てください。
とりあえず、インストールが終了し、2005年の優勝チームなどを使って、実際に試合を行った。 さすが、優勝するチームの試合は、サッカーっぽいなという感じであった。
「OLPC B2マシンのデモ」山宮デモ
僕が知っている範囲で、日本で入っているのが確認されている数少ないOLPCの所持者である山宮さんが来られた。 無理言って持ってきていただいたOLPC B2マシンのデモをしていただいた。
やはり、皆さんの最初の質問は、かなり初期時点で充電システムとして紹介されていた、クランク式充電システムの話だった。 現状、採用すると言われているヨーヨー式も学校では使わず、クラスルームの後ろに充電用バケツが置かれるらしい。 まあ、休憩時間ごとに人力で充電していたら、相当筋肉が付きそうだし、休憩もできないだろう。
既に、カメラも動いていて、白黒モードのディスプレイも見せていただいた。 白黒モードの見やすさには、ちょっとびっくりした。
Squeak EToy/OLPCチームの努力の賜か、もたついた感じもずいぶんましになっているような気がする。
もうすぐ、フィールドテストがはじまるらしいが、どういう結果が出るのだろうか? コンテンツの蓄積などが重要になってくることは間違いないと思うけれども…
しかし、やっぱり欲しいなぁ…
「Squeak Dual Boot CDROMを作る!!」むとう発表
関西オープンソース2006のSqueak-jaブースで作成したSqueakがデュアルブートするCD-ROMと、今回用に作成中であった同じようなものをFreeSBIEという環境で作っているものの作成記をむとうが発表する(発表資料)。
FreeBSD上で発表するつもりだったけども、うまく外部ディスプレイに出力が出せず、仕方なくWindowsを使ってプレゼンすることになった。 ということで、若干レイアウトが崩れていて、見にくい部分もあった。
ほとんど、失敗したことの集積であって、あんまり人様の前でするような発表ではない気がするが、他山の石として使って欲しい(;-;)
「今年度の卒研から」& 「情報工学科新実習システムのデモ」本間先生発表
本間先生の方から、現在設定中の情報工学科新実習システムで、システムをインストールする作業のデモを見せていただく。 基本的に、PXEを使って、GRUBを送り込み、ここから更にネットワークブートして、インストールイメージを送り込む構成になっている。 何度もインストールが行われないように、pauseがかかるようになっていたりと、実際の作業で培われた小技が随所に散りばめられていた。
今年度の卒研からは2題。 一つは電子黒板で、私も以前見せてもらったことのあるものの大幅書き直し版ということであった。 ただ、この時間、OLPCで遊んでいて、あまり話を聞いてなかった。
もう一つは無線LANの基地局を発見するシステムである。 恐らく本間研究室としては異例のFedora Core上に作られたシステムであった。 元々電子制御工学科出身の学生が作成したということで、無線LANの平面アンテナが回転するギミックが素敵だ。 ただ、アンテナが30度程度動いては止まるという動作を繰り返すので、気分的には滑らかに回り続けて欲しいなぁと思った。 あと、パラボラにして欲しいとか…
基地局の位置表示インタフェースはAjaxで作成されているということであった。
基本的にコマンドレベルで取得できる無線LANのビーコンをひろっているということで、ビーコンを出さない基地局や端末の所在は検知できないということであった。 ただ、もっと下のレベルで、無線通信のパケットを拾えば、両方できそうな感じはする。
お城散策
まだ、16:00前後であったが、とりあえずお城散策に向かう。 1名が懇親会に参加されないということで、ここで分かれることになった。
むとうはいろいろ持ち込んだものを持って帰り、車を置いてくるために一度家に戻った。 この時、車で来ている弊社社長に送ってもらった。
本間先生も車を置いてからということで、都合3名で地元の案内無しでお城を回ってもらうことになった。 後で見た写真からすると、金魚の展示なども見られていたらしい。
合流してからは、昔は染物屋が並んでいた紺屋町の方を回り、お土産屋を冷やかしたりしつつ、懇親会の会場の方へとしばしの散策を楽しんだ。
懇親会
「味あん」という店で一次会。 ここは、その名前のとおり、アジア系の料理などが中心で、ラッシーのカクテルなどもある。
コンピュータの話や、教育の話、その他もろもろと話は尽きない。
大体、3500円程度だったと思う。
二次会
二次会には1名を除いて、残りの5名が参加した。
最初は、これまでもなんどか利用している「たむら」に行こうとしたが、閉まっていた。
で、仕方がないので、駅前の方にぶらぶらと歩きつつ、前から気になっていた「銀釜」という釜飯屋を覗いてみた。 ラストオーダの時間も問題なく、なんとか全員入れそうだったので、ここに決めた。
馬刺系のものや、春野菜の刺身など面白いものが結構あった。 ビールもヱビスビールだし、赤ワインもおいしかった。
最後に頼んだ釜飯も、鮭といくら、鶏、春野菜などなどのバリエーションも多く、15分ほどでできあがる。 しかも、結構おいしかった。 しかし、テフロン加工の釜めし用釜ってものが存在するのだな…
で、釜飯を食べたタイミングで、終電の方が走って帰られた。 間に合っているといいのだけども…
むとうはというと、残った赤ワインを手土産に、弊社社長に送ってもらって家に帰った。